【体験談】 結婚式二次会ナンパ ~前編~
2000年放送の大ヒットドラマ『やまとなでしこ』で、松嶋菜々子演じる神野桜子はこう言った。
「結婚式の披露宴は最も成功率の高い合コン」だと。
披露宴そっちのけで女漁りするのはどうかと思うが、二次会からは出会いの場だ。
結婚式の幸せな雰囲気
新郎新婦への羨望
着飾ったパーティー気分
それらは出会いの成功率を飛躍的に高くする。
〜〜〜〜〜
私の友人♂の結婚式。
新郎である友人は関西勤務だったので、関西での結婚式だ。
友人と数人でホテルをとって地方での結婚式に参加する、という非日常の出会いを予感させるイベントに1週間以上もの間浮き足立っていた。
〜〜〜
温かい雰囲気の結婚式・披露宴が進行していく。
ここでは、盛り上げつつ騒ぎ過ぎず、気の利く男に徹する。
(結婚式で大声で騒ぎ立てるだけの男性陣を目にするが、新郎新婦や参列した女性陣から冷ややかな目で見られていることに気がつくべきだと思う。)
さて、晴れやかな披露宴も終わり、勝負の二次会へと向かう。
「二次会も行くんですよね。」
「会場はあっちみたいだね。」
軽く声をかけてみるが反応は良くない。
ここで焦ることもない、と自分に言い聞かす。
二次会からの参加者に期待となりそうだ。
〜〜〜
二次会参加者は男女50人弱。
女性グループは6つくらいだろうか。
その中に、タイプの女性を発見した。
薄めのメイクで十分な大きい目。
華奢な身体。
セクシー女優の「紗倉まな」を素朴にした感じなので、ここでは「まな」とする。
二次会では盛り上げ役もこなしながら、「まな」との接触の機会を待つ。
だが、席は真反対。
余興のゲームでも関わるチャンスがない。
気がつくと二次会の終了も近づいている。
「最後に全員で写真撮影をしましょう!」
司会の声。
…ラストチャンスだ。
「まな」のグループ近くの場所を確保。
♂「この風船使う?」
近くにある物を使って笑顔でオープン。
まな個人にでなく、グループ全体に声をかけることで今後の展開を進めやすくする。
♀「ありがとう、でも大丈夫。」
笑顔で応じてくれるが警戒している。 当然だ。
♂「披露宴にはいなかったよね、二次会から?」
♀「そうです。」
♂「〇〇ちゃん(新婦)とはなんの友達なの?」
♀「高校が一緒でした。」
♂「あれ、みんな関西は近いの? 新婦〇〇さんの高校は関西じゃないよね?」
♀「みんな関東から来ましたよ。」
♂「俺らも関東!じゃあ泊まり?」
♀「泊まりです。」
グループ全体に話しかけるように堂々と話す。
爽やかに、余裕を持って。
今回、質問とその答えといった会話になってしまったが
本来は質問責めは良くない。余裕の無い男に見えるからだ。
だから、少ない質問で良い情報を得て、会話を盛り上げ、女の子の興味をこちらに向かせる必要がある。
そのために、女の子が逆に質問したくなる隙をあえて作る というテクニックがある。(詳細は後日、別記事で)
彼女たちも泊まりで来ていることは分かった。
まだ時間があると知れたのは大きな収穫だ。
♂「泊まりなら二次会の後も時間あるね。
人数も同じくらいだし俺らと飲まない?」
♀「いいですねー」
まなは言葉とは裏腹に友達に相談する様子は無い。
グループ内での決定者ではなさそうだ。
…だが、
この後結局、二次会参加者全員で三次会を行うこととなる。
だが狙うターゲットは決めた。
他にもまなを狙うライバルグループも確認できたが、負けない。
三次会での成功を誓った。
〜〜〜中編へ続く~~~
【補足】
少ない会話から、女性グループの状況、ターゲットのグループ内の立ち位置、次へつなげる情報を絞り出すことが、ナンパでは重要なテクニックとなる。
結婚式二次会という場面では新婦の情報は会話の役に立つヒントとなる。抑えておこう。
女性グループには決定者がいる。
さらに、女性は友人同士で互いにどう思われるかを気にする生き物でもある。
だから、
・決定者を褒めるなどしてグループ全体を動かす
・お互いに言い訳ができる状況を作る
といったテクニックは基本だ。